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今月OPENした東京・銀座のホステル「IMANO TOKYO GINZA HOSTEL」に外国人客が集まる理由をレポート!


先週、銀座で9月1日にオープンした話題のホステル&カフェバー「IMANO TOKYO GINZA HOSTEL」に宿泊してきました。

その日は、海外からの客が9割近く占めている様子で、全体的に年齢は30代かそれ以上くらい。室内のインテリアもシンプルで色味を抑えながら、木の素材やネイビーのポイントカラーをあしらっていて、落ち着いた中にも親しみやすい雰囲気があります。

お客さんの形態は様々で、夫婦や友人2人組、お一人様、日本人の仕事帰りなのかスーツをきた男女の2人組もいました。

では、なぜ彼らはIMANO TOKYO GINZA HOSTELにやってきたのでしょう?

数ある都心の宿泊施設の中からここを選びたくなる理由や、実際に宿泊して感じたことをレポートします!



銀座から1駅。都心の路地にある、隠れ家的ホステル。
東京メトロ有楽町線 新富町駅出口

場所は、銀座から1駅、築地まで2駅のところにある、新富町駅。銀座、と言ってもこの駅を降りても何もない感が漂っている。大きな区役所はありますが、繁華街や商業ビルは、見渡す限りおそらくない。

本当にこっちで良いのかな?と思いながら手元のGoogle Mapを頼りに5分ほど歩くと、静かな路地沿いに、我々の目的地・IMANO TOKYO GINZA HOSTELが佇んでいました。


路地沿いに光が立ち込める建物


外観(夜景)

夜8時過ぎ、お腹を減らし疲れ切った状態で到着した時、感じました。

旅の途中、たくさんの人や物が密集し混雑する観光地を巡ったのちに、辿り着きたい宿はこんな場所かもしれない、と。

そう思わせる要因は、周辺の簡素な路地でも、清潔感のある白い壁でも、木の玄関扉でも、温かみのある照明でもあるのだが、その全てが彷彿させる「家」感でした。

FIT(海外個人旅行)の数が増加している背景を踏まえると、広大なリラクゼーションスポットのような宿泊施設ではなく、こんな風にひっそりと隠れ家のように構えるスマートなホステルの需要も確かに高まっているかもしれませんね。



ファーストネームで呼び合える距離感。

中に入ってみると、3人の女性スタッフが迎えてくれました。

スタッフは皆さん日本人ですが、首から下げたネームプレートには英語でファーストネームを書いてくれています。

日本人の私にとって、受付でスタッフの方の名前を聞く習慣は全くありませんが、そんな風にフランクに名前を表示してくれると、親近感が湧いて「○○さん、このへんで美味しいお店はありますか?」なんていつもより気軽に聞けそうな気分になります。

こうして、フロントデスクの向こう側にいる人が知人のような感覚にもなり、その距離感が心地よさを増しています。


1階ロビー・受付

1階から2階の階段吹き抜け

ここで、IMANO TOKYO GINZA HOSTELのコンセプトがWebサイトに掲載されていますので、以下に転載します。(参考:https://imano.jp/ginza/ja/

「IMANO TOKYO GINZA HOSTEL focuses on hospitality, striving to be a comfortable hostel that makes you feel like you've come to have fun at a friend's home. Please enjoy drinking and dining while mingling with travellers from around the world in the lounge for guests staying at the Hostel on the 2F. 

(IMANO TOKYO GINZA HOSTELは、ホスピタリティーを重視し、 友人の家に遊びに来たような、居心地の良いホステルを目指しています。 2Fには宿泊者専用のラウンジが併設され、お酒や食事とともに世界中からの旅行者との交流もお楽しみください。 )」

ここでは、ホテルや旅館のように沢山の部屋数が提供されているわけではありません。カプセルホテルのように2段ベッドが並ぶ客室もあるし、民家のように和室の6畳一間の客室もあります。(価格は3,000円台〜15,000円前後と多様なプランがある。)

しかし、ラウンジに集う観光客に聞くと、皆口を揃えて満足そうに「ここを気に入っている」と言う。掲げたコンセプトに沿って、提供するサービスの量ではなく「質」を高めることで、お客様から高い満足感を得ているんだと言えるでしょう。


弊社代表(東南アジア系ルックスのトリリンガル)1階ロビーにて


「モダンなハード」と「手作り感」のおもてなしバランス
外構に英語のサインボードを設置

訪問客と宿の交流を見せるポラロイド写真

季節や時期に合わせたイベントを実施

エリアマップが手書きのアートワーク

旅のプランは、"Up in the air."。
2階ラウンジのバーカウンター(一部)

その夜、ラウンジのテーブルで出会ったアメリカ人とコスタリカ人の旅行客と、旅の話に花を咲かせていました。2時間も3時間も、余裕で話ができる。それほどみんな日本が好きですし、日本について自分が知っていることについて、私たちと「答え合わせ」することが楽しいみたい。

スタッフの人は隣の夫婦と楽しそうにTAKOYAKI Night(卓上のたこ焼きプレートで作り方を教えてあげたり、一緒に食べながら交流するイベント)をしています。

夜も深くなり話を切り上げようかと考えながら、アメリカ人とコスタリカ人の2人に「明日の予定は?」と聞くと、笑顔で「Up in the air. 」と。どんな楽しいことが待っているのか、行く先も出会いも風任せらしい。なんて旅を満喫しているのだろう、とこちらまで笑顔になったものです。


外観(昼景)

自由に旅ができる環境というのは、人それぞれに求める条件も異なりますし、土地によって抱えている課題も様々だと思います。例えば、インフラ設備、通信環境、対応言語、情報発信などなど。

少なくとも、今回訪れたIMANO TOKYO GINZA HOSTELは、都心にありながら、簡易的な小規模ホステルというオリジナリティーを最大に活かし、客に程よく自由を与え、まるで知人のように共感し、居心地の良さを尊重しているところに、他にはない特徴を感じました。

✳︎

季節やイベントだけに左右されない、人に会いに行くインバウンド観光という形もあるかもしれない。そんな機会を創出できる宿泊施設って、素敵ですよね。ターゲットをしっかりと捉え、届けたいと思う人に魅力が届く、弊社でもそんなお手伝いができればと改めて感じます。

宿泊施設やサービスの多言語化、外国人視点の海外事業コンサルティングについてお困りのことがありましたら、弊社アクロプラスまでお気軽にお問い合わせください。

Tel:055-267-7404

Email:info@acro-plus.com

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